Loading...

WORKS

藁ぶき屋根の家

『劇的ビフォーアフター』が、人気番組となっていた2012年、岡山市の設計事務所からのご紹介で、施主様と知り合いました。 お母様が一人暮らしとなり、足元も悪くなったので郷里に帰り同居を予定されたリフォームでした。
TVに出演されたリフォームの達人である設計事務所(アトリエCINQ建築研究所)を指名されていました。
藁ぶき屋根の御宅の黒くすすけた柱や梁、スス竹(いろりやかまどの煙で煤けた竹)を生かしたプラン図面を頂きました。
藁ぶき屋根の低い天井を取ると、藁屋根の昇り梁や、藁を編む竹が現れます。
生まれ育った、ご実家への想いを設計に取り入れ、ご主人の書斎兼寝室は、吹き抜けの高い天井が特徴です。
打合せの度にお会いするお母様は、マザーテレサの雰囲気のある、優しい方でした。
息子さんの言われることを、受け入れ従い、何時お会いしても、にこやかな笑顔が素敵なお年寄りでした。
末永くお元気で快適に暮らせるようにと、願いながら改修させて頂きました。