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ハイジのドーマー(高窓)にあこがれて

ぬくもりのある木の家を建てたい。そう思ってインターネットで検索して、永井建設を見つけました。後日、建てた家を何軒か見せてもらったら、無垢の木がたくさん使われていて「本物だ!」と夫も私も直感したんです。

伝統工法を大切にしている私たちにとって、小林さんの「無垢の木を使いたい」「土壁の家がいい」「倉敷の街並みが好き」というご希望は、とてもうれしいものでした。

会社でお話ししているとき、うちの子の言葉を真剣に聞いてくれる姿にも感動したんですよ。大手ハウスメーカーでは見られない姿でしたから。私たちが建てるのは「子育てをする家」。子どもの視点も設計に生かしてもらえるといいなと期待が膨らみました。

「遊び盛りの幼い子どもたちがのびのびと過ごせる家」「家事と仕事に追われる生活の中で、妻が自分の時間も楽しめる家」「多忙な夫が、自宅で過ごせるわずかな時間にゆったりくつろげる家」-小林さんは、これから建てる家でどんな生活をしたいか、しっかりとご夫婦で話し合って、ある程度の形を描いておられました。それらをしっかりと理解し、どう実現していくかが私たちの役目でした。

私は子どもの頃から「アルプスの少女ハイジ」の世界にあこがれていて。将来、自分が住む家には、ハイジの山の家にあるような、かわいいドーマー(窓)を付けたい!というのが夢でした。蔵風の和風の家に、アルプスの窓をどう付けるか、永井さん、だいぶ設計に悩まれたのでは(笑)

はい、「和風の家にハイジの窓」はさすがに経験したことのないご注文でしたから(笑)。ご主人が希望された薪ストーブと合わせ、ヨーロッパ風のパーツとなじむ和の家をどう設計すればいいのか、正直、苦労しました。

外開きの高窓のある屋根裏部屋、お気に入りの場所です。自分で選んだアンティークの照明やステンドグラスも快くプランに取り入れてもらって、あこがれの世界が実現できました。木と土壁の家全体が気持ち良く、子どもたちは毎日走り回ってますよ。